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聖なる菩提樹は糸満の宝 (平成18年3月16日)糸満市観光市民ガイド「友の会」の定例会が、3月16日に市役所会議室で開かれました。今回は、沖縄菩提樹協会の長嶺信夫副会長を講師に招いての講演会が行われ、約20名が参加しました。演題は「沖縄・インド菩提樹について」。現在、米須の魂魄の塔向かいにある「沖縄菩提樹苑」の由来についての内容です。 ブッダがその下で悟りを開いたといわれる聖なる菩提樹は、インドではブッダの象徴としてあがめられ、紀元前3世紀にその分け樹がスリランカへ渡った時以外、門外不出とされてきました。 沖縄菩提樹協会では、聖なる菩提樹の分け樹を、第2次世界大戦の戦没者の慰霊と恒久平和を発信する象徴として、南部戦跡に植樹したいと数年前から尽力してきました。熱心な活動が実を結び、2003年7月19日にインドにて3本の苗木の贈呈式が行われ、翌年の5月30日にはインド菩提樹協会のスメダ師やインド代理大使を沖縄に招いて、米須の地で植樹式典を開催。その後、敷地内はさらに整備され、昨年12月18日に、「沖縄菩提樹苑」として盛大に落成式典が行われています。 長嶺さんは講演の中で、植樹を思い立ってから現在に至るまでの経緯を詳しくスライド写真で紹介。インドへの熱心な働きかけや、県内で植樹する場所がなかなか決まらずに苦労したことなどを、裏話も交えながら説明しました。 「人種や国家、宗教の違いを越えて、全ての戦没者の慰霊と、世界へ恒久平和を発信したいという思いで活動してきた。今回の植樹は大変歴史的な出来事です」と強調する長嶺さん。それだけに植樹にふさわしい場所の選定や整備のため、関係者の皆さんは私費を投じて力を尽くしてきたそうです。最後に長嶺さんは「素晴らしい樹を大切にして、糸満市の財産だということをアピールしてほしい」と呼びかけ、講演を締めくくりました。 終了後、ガイドの皆さんは「貴重な樹が糸満に植樹されたことを誇りに思う」「観光資源の一つとして市内外に紹介していきたい」と口々に話し、熱意あふれる講演に感銘を受けた様子でした。 ※きれいに整備された沖縄菩提樹苑は、糸満市米須の魂魄の塔向いにあります。どなたでもご覧になれますので、ぜひいちど足を運んでみてください! ※なお、糸満市観光市民ガイド「友の会」では、随時会員を募集しています。入会希望あるいはガイドのお問い合わせ等は観光商工課(840-8137)まで。
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